7月26日は夏休み前最後の学習会でした。たくさんの学習者とスタッフが集ってにぎやかに学習しました。みたらし団子やお菓子を差し入れてくださる学習者たちもいて、休憩時間も楽しかったです。
8月は夏休みなので通常の学習会はありません。暑い日が続きますが、みなさんお体にお気をつけてお過ごしください。
7月26日は夏休み前最後の学習会でした。たくさんの学習者とスタッフが集ってにぎやかに学習しました。みたらし団子やお菓子を差し入れてくださる学習者たちもいて、休憩時間も楽しかったです。
8月は夏休みなので通常の学習会はありません。暑い日が続きますが、みなさんお体にお気をつけてお過ごしください。
「いいあす京都」では、さまざまな学習者の学びの希望に応えるため、教科書や問題集、参考書などを用意しています。たくさんの本を学習会会場に簡単に運び込めるように、スタッフのHさんが移動式の本棚(写真右)を作ってくださいました。
この本棚は、近所のホームセンターで買った台車に3段カラーボックスを4個並べて載せたものです。台車の取っ手を取り外した後、カラーボックスの側面に小さな別の取っ手を取り付けて移動しやすくしています。一つ一つの棚には「外国語」や「算数」などのテープを貼って本を整理する場所を分かりやすく示しています。代表が作った別の本棚(写真左の2個)とともに、とても助かっています。
スタッフのHさんは「家で本棚を作った後、(車で会場に運ぼうと思ったけれど)大きくて車に載せられないと気付いた。だから、家からコトコト押して持ってきました」とにこやかに話してくださいました。今後もスタッフと学習者の主体的な思いや取り組みを大切にして活動を続けていきたいです。
2023年5月に「いいあす京都」が正式開校してから1年が経ちました。1周年を記念して6月には、「いいあす京都」に関わるすべての人の人権を大切にしてこれからも活動していこう、という願いを込めた研修会を京都府部落解放センターで開催しました。
6月24日と28日に計4回開催し、学習者24人とスタッフ34人が参加しました。茶話会もかねてお菓子や飲み物も準備しました。話し合いの後は災害や急病の時の安全研修も合わせて行いました。
6月24日前半の研修会の様子 |
研修会は「いいあす京都」の活動の様子を紹介したテレビ番組を見た後、誰もが安心して学べる場所をつくっていくために大切なことを参加者全員で話し合いました。自分が相手の心を傷つけるつもりがなくても傷つけてしまうことがあるということに留意したうえで、相手を思いやるうえで日頃から実践できる工夫や心がけについて参加者のみなさんに意見を出していただきました。
スタッフを中心に「何かを言うときには一拍おくようにしている。(その間に)言っていいことかどうか考えてから言葉に出すようにしている」、「相手の目を見て話を聞くようにしている」、「(何が言えるか言えないかを考えるうえで)相手との関係性を築くことが大切」など、それぞれが日頃心がけていることについて紹介していただきました。
学習者やそのご家族を中心に、「いいあす京都」で精神的に支えてもらえる助言があったこと、家庭内でほめることを心がけていること、「学校楽しい?」という言葉も不登校の子どもにとってはしばしば答えづらい質問であること、といったご経験を共有していただきました。
「いいあす京都」は2024年6月19日現在、学習者とスタッフ計107人が登録する活動に成長しました。これからも地域社会において「いいあす京都」が誰もが安心して学べる場所であり続けられるように地道な活動を続けていきたいと思います。
研修会のチラシ |
6月10日は学習者17人が学習時間の一部をつかって書道を楽しみました。書いた言葉は「いいあす」です。それぞれの思いのこもった作品が仕上がりました。
筆や半紙などの道具はフタバ教材さんから寄付していただいたものです。こうしたご厚意のおかげで「いいあす京都」の活動内容がさらに充実し、感謝の気持ちでいっぱいです。また今年度中に機会あれば、書道の時間を設けたいと思います。
12月18日は今年最後の月曜日の学習会ということで、学習者とスタッフらが交流する茶話会を開きました。生徒19人、スタッフ18人、運営委員5人、サポーター1人の計43人が参加し、とてもにぎやかな交流会となりました。
イラン出身の日本語学習者の兄妹がイランの伝統的な楽器であるサントゥール(打弦楽器)とトンバック(太鼓)を演奏してくださいました(写真)。二人で演奏した後、アンコールの呼びかけに応えてソロの演奏もあり、イラン音楽を堪能することができました。
イランの伝統的な楽器の演奏 |
差し入れを持ってきてくださった学習者やスタッフもいて、参加者みんなで交流会を盛り上げてくださいました。「いいあす京都」の方で用意したケーキは、障がいのある方の支援施設「ユースサポートネットとも」で作られたもので、とてもおいしかったです。ステージの横断幕もクレヨンで描いた学習者とスタッフの手作りです。
ケーキや差し入れのポテトサラダ |
12月22日も今年最後の金曜日の学習会ということで、改めて茶話会を開きました。学習者とスタッフにくわえて見学の大学生ら約20人が参加し、親睦を深めることができました。
茶話会では両日とも、参加者の一部に活動について振り返っていただきました。「いいあす京都」が学習者とスタッフのそれぞれにとって「いい明日」に向けて何かを学んだり、感じたりする場になっているようでした。
今年5月の正式開校からまだ1年も経っていませんが、こうして茶話会が開けるのもいろいろな方々のご支援のおかげです。来年12月もこのような時間をもてるように地道な活動を続けていきたいと思います。
※茶話会の案内チラシも学生スタッフが手書きで準備してくれました。
手書きのチラシ |
12月11日の学習会では、学習者のお一人が「みなさんに持って帰ってほしい」と自宅でとれた柚子をたくさん持ってきてくれました。
他の学習者やスタッフへの思いやりが伝わってきて、柚子風呂ではないですが、心がポカポカと温かくなりました。
イチョウの葉がきれいに色づく季節になりました。自主夜間学校「いいあす京都」が開校して今月でちょうど半年が経ちました。最近の学習会の状況を報告させていただきます。
多くの方々のご支援で活気ある学習活動を続けることができ、学習者の数も27人と大きく増えました。学習者の年齢層は10歳代から70歳代までと幅広く、学習内容も小学校の算数や国語などから高校受験まで多岐にわたります。
◇
学習者のみなさんのひたむきな姿を見るといつもうれしい気持ちになりますが、最近は特別うれしいことがありました。中学生のころ不登校だった40歳代の学習者がいます。かつて学ぶことができなかった英語を学びたいと今春、「いいあす京都」に入学しました。英語検定合格を目標にして休むことなく学習会に参加してきました。そして先日、英検3級に合格しました。次は準2級に挑戦します。
英検に合格することは本人とスタッフにとって大きな喜びですが、それ以上に中学生のころに学べなかった英語を本人が自ら学ぼうと決心したこと、そして、努力を続けて自分自身を取り戻していることが素晴らしいと思います。
「いいあす京都」の目標は、学習者一人ひとりが学習を通して「小さな喜びを感じ、小さな幸せを見つける」ことです。学習者とスタッフにとって、いい明日が来ることを願って活動を続けていきたいと思います。
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また、最近は中国やイラン、ネパールなど外国出身の学習者が増えてきています。日本語の学習をしたり、高校入学に備えたりとそれぞれに必要な学習をスタッフとともに進めています。
12月は生徒とスタッフが交流する茶話会を予定しています。イラン出身の学習者がイランの楽器を演奏してくださいます。
これからも年齢や学歴、国籍などに関わらず、誰でも通えて交流できる学びの空間を提供し続けていきたいと思います。