12月9日は京都府部落解放センターで天体観望会を開きました。小学生から70代までの学習者とスタッフが40人ほど参加して、冬の夜空を楽しみました。
この日は、趣味で天体観測を続けてこられた遊星プリント社の福本俊夫さんが講師として来てくださいました。観望会前半の説明会では、古代の人々にとって季節を把握して農業を行うために天体観測が必要であったということ、オリオン座は日本では「鼓星(つづみぼし)」などと呼ばれていたことなどについて話してくださいました。
参加者を前に説明する福本さん |
後半はセンター屋上を特別に利用させていただき、月と土星、木星を複数の天体望遠鏡を使って観察しました。参加したみなさんは月の表面や土星の輪、木星の衛星などの細部を見ながら、「見えた!」などと声をあげて楽しんでいました。ネパール出身の学習者の若者は天体望遠鏡を使うのは今回が初めてで、接眼レンズに映った月をスマホできれいに撮影していました。ちなみにネパール語で月は「チャンドラマ」というとのことです。
この日は観望会が始まる直前まで曇り空でしたが、参加者の思いが届いて流れる雲の合間から星々が出てきてくれました。夜に勉強をする自主夜間学校ならではイベントを開催できてよかったです。福本さんはじめご協力いただいたみなさまに感謝申し上げます。