11月の学習日カレンダーです。11月4日、11日、29日はお休みです。
11月3日は「いいあす京都」として東九条マダンに出店して、活動の紹介と食事の販売をします。ぜひ足をお運びください。
自主夜間学校「いいあす京都」の開校1周年を記念した文集『いいあす』が完成しました。「いいあす京都」に集うみなさんに作文を募集しました。26名の生徒と28名のスタッフがそれぞれの思いや願いを込めて書いた作文を寄せてくれました。
ある中学生は不登校の経験を経て、「いいあす京都」で学び始めてから「私がいていい居場所がある」と感じています。
聴力にハンディのある60代生徒は「諦めていた英語を一対一で教えて頂けるなんて何て素晴らしい事なのでしょうか」と綴っています。
公立夜間中学を卒業した70代生徒は「いいあす京都」でも勉強を続け、「足、腰が動くあいだ来ます」と意気込んでいます。
元教員の70代スタッフは、「いいあす京都」の生徒さんたちの学ぶ意欲にふれて、「本来の教育とは、まず“学びたい”ということが先行しなければならない」ということの重要性を改めて感じています。
大学生のスタッフは「塾という今まで生きてきた世界ではなく、年齢や国籍にかかわらず学び合える「いいあす京都」だから教える意味を感じています」。
文集『いいあす』は生徒とスタッフ、寄付をいただいたサポーターを中心に関係者のみなさんに配付します。その他の文集に関心のある方にもお届けできるように準備を進めていきたいと思います。文集作成に関わってくださったみなさまに心より感謝申し上げます。
第32回東九条マダンが11月3日(日)、元・陶化小学校で開かれます。自主夜間学校「いいあす京都」は昨年に引き続き参加させていただきます。今年は活動案内や参加受付を行うだけでなく、ちょっとした飲み物なども調理販売したいと考えています。
歴史ある地域のお祭りに参加させていただき、東九条マダン実行委員会と地域のみなさまに心より感謝申し上げます。とても楽しいお祭りなので、ご関心のある方はぜひ足をお運びください。
東九条マダンの詳細については以下のリンクの公式ホームページをご覧ください。
https://www.h-madang.com/?p=6819
9月4日は島根県の松江市立義務教育学校・玉湯学園の8年生(中学2年生)を「いいあす京都」にお迎えし、研修会を開きました。京都への修学旅行の一環で、生徒32人、教員4人に来ていただきました。同校の別の班は京都市立洛友中学校を訪問して、公立夜間中学について学んだとのことです。
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研修会の様子 |
この日は「いいあす京都」代表の川端宏幸が最近の活動について紹介した後、学習者3人とスタッフ4人が「いいあす京都」で経験してきたことを玉湯学園のみなさんに伝えました。研修会の最後に玉湯学園を代表して生徒さん2人から「居場所が大切だと思いました。一人ひとりにとっての居場所ができたらいいなと思いました」、「いろんなことを学びました。本当の自主夜間中学の思いなどを知り、いい勉強になりました」と感想の言葉をいただきました。
「いいあす京都」が向き合っている地域社会の課題は、京都だけでなく、日本各地の課題なので、こうして京都府外の中学生に訪問していただいたことは、とてもうれしく光栄に思います。また、修学旅行の一環で基礎教育の保障に関する市民活動や公立学校について学ぼうとされていることにも、強く感銘を受けました。今後も府外の方や若い世代のみなさんと、活動について情報共有する機会が増えていくとうれしいです。
玉湯学園のみなさん、ありがとうございました!
7月27日(土)に京都市地域・多文化交流ネットワークセンターで、第52回在日外国人教育セミナー(主催:全国在日外国人教育研究協議会京都、共催:「いいあす京都」)が開催されました。
京都府立鳥羽高校定時制課程教員の大前久美子先生に同校に通う外国につながる若者たちの成長について話していただき、30人が参加しました。参加者アンケートでは「(中学生の進学先として)進路指導の参考にしたい」や「先生たちの力、ひいては日本社会の力について希望が持てた」などの感想がよせられました。
「いいあす京都」は今後もこうしたイベントなどを通して、地域社会におけるよりよい学びの環境づくりに関わっていきたいと思います。